Xー序章

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遠くない未来…。 『第一次進化』 この事実は全世界の人々を驚かせた。 細胞異常により、人間を超えた能力を身につけた新たな人類が誕生したのである。 いや…正確に言えば進化したのだ。 最初にこの能力に気づいたのは、ある二人の科学者だった。 二人が研究していたのは『人類の進化』についてであり、二人は子供の頃から人とは違かっていた。 いつの間にか自分自身に人にはない『新たな力』が身についている事に気づいたのである。 二人は後に運命的に出会い…この能力について深く研究しようと思いはじめた。 しかし、何時しか二人の間に考え方のズレが起こり始めたのである。 一人はこの能力を人類のために役立て、人類と能力者が平和的に共存できる世界を作ろうとした。 一人は我らはより優れた新たな人類となって今の人間達を支配し、この世界を能力者の楽園にしようとした。 当然ながら…二人は別々の道を歩き始め、遂に戦いが始まったのである。 長く激しい戦い。
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