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彼との会話は、結局彼女が取り持ってくれた
「この子、私の中学の友達で、キミと話をしたいんだって」
突然過ぎるし、しかもストレート過ぎる紹介で彼の前に放り出された❗
「あの……… その………… 私と……… 友達になってください❗」
心臓がパンクしそうになりながら、やっと絞りだした言葉だった
『別に…イイよ』
嬉しい言葉のはずなのに、なぜか虚しく聞こえてきた…
彼の顔を見上げると、視線は私に向けられてはいない。
少し離れたトコロにいる、私と同じテニス部の子を見つめているのがわかった………
後日判明したことだけど、やはり彼はその子に想いを寄せていたのだった…………
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