幸せの形

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「だから…耕平… アメリカで頑張って… 仕事も勉強も… 後悔しないように…」 「遥…」 微笑む私の髪を優しく撫でて 耕平はその口元を綻ばせた 「俺なんかより… 遥の方がずっと強いのかも…」 囁きながらゆっくりと近づいた唇が 私のそれと重なる… 耕平の熱い口付けは 深く深く私を酔わせる 「…んっ…」 小さく吐息を漏らす私の唇を 耕平は貪るように求め続けた そしてその手は 私の体中を愛しむように撫でる 唇は惜しむように離れ また体中を隙間なく這い回る… 「遥…遥… 好きだよ… 愛してる…」 「耕平…あたしも… 耕平だけ…」 激しくそして優しい耕平の愛撫に 私の体は惜しみなく潤う… それを確かめて 彼はゆっくりと私を突き上げた 「あぁっ…耕平…」 「遥…遥…」 指を絡ませて 何度も名前を呼びながら 耕平は激しく私を攻め続けた…
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