第二章 黄巾の乱

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184年2月 黄巾の本拠地・冀州 (張角)「蒼天すでに死し、黄天まさに立つべし。」 張角率いる黄巾は一斉に挙兵した。彼らは破竹の勢いで各地の城を落としていった。 そして袁術が治める穎川にも、黄巾は迫って来た。波才率いる10万の大軍である。 (袁術)「皆も聞いているだろうが、波才率いる10万の大軍が押し寄せて来るらしい。何か策がある者はいるか。」 (紀霊)「ここは洛陽に援軍を要請し、その到着まで籠城しましょう。穎川が落ちれば次は洛陽です。宦官とてそれくらいは分かりましょう。」 (荀イク)「確かに紀霊殿の言う通りです。軍兵を集めて籠城しましょう。」 しかし、一人の男が異議を唱えた。 その男こそ、後に江東の虎と言われる男・孫堅である。
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