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「ほら!ほら!ほら!ほら!」
既に少女はテーブルにはいなく、様々な方向から幾つもの死体が少女の掛け声と供にグレンに向けて飛来してくる。
「チッ」
グレンはそれらを避け、撃ち落としながら隙をついて走り出した。
そして目が慣れ始めたグレンが見たものは、広い部屋の中無造作に積まれ、倒れ、全く生気の感じられない数え切れない程の―
死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体、死体
―。
十やそこらなどでなく、どう見積もっても三十以上の異常な数の死体。
そしてその中で暮らし、死体から心臓を取り出しその血を美味そうに飲み、その小さな体で死体をぶん投げる少女は異常なんてものではなく―
異端でも足りない位の―
もはや人間では無く化け物。
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