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「チィィィッ」
グレンの撃った弾丸がレミルの左足に命中し、紫色の血が流れ一瞬動きが鈍る。
「死ね」
一瞬のチャンスを逃がす事なくグレンはレミルに残りの弾丸を撃ち込んだ。
「ガッガッガッガッガッッ」
辛うじてクロスさせた腕で顔を守ったレミルだが、体には容赦なく弾丸が減り込み紫の血を噴射する。
「どうした、これで終わりか?」
弾を装填しながらグレンが質問する、普通なら即死筈の少女に―
「この野郎ぉぉぉぉぉ!」
ガッと両腕を開きながら叫び、目を血走らせた少女は生きていた―
やはり少女は正真正銘の化け物。
「見せてやるっ見せてやるっ見せてやる!
お前にっ!
悪魔の力を見せてやる!」
ぐっとレミルが体に力を込めると
グチュグチュッ
生々しい音と供に、傷口が閉じていき
「ガァッ」
全ての傷が消えた。
「もういいお前は殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すぅぅぅぅ!」
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