7人が本棚に入れています
本棚に追加
ケラケラケラとレミルが楽しそうに笑ったのを
「フッ」
グレンが嘲笑った。
「何が可笑しいのよ」
レミルは再び目を血走らせる。
「こんなんで勝てると思ってるのが可笑しくてな、それにこの傷の代償は高いぞ」
「そう―
ならやってみなさいよ!!」
再びレミルがグレンに向けて両腕を振るう。
直線的な右腕を紙一重で避け―
真横に薙いできた左腕を体を沈め、バランスを取りながら右手の片手撃ちで四発の弾丸を撃ち出した。
その弾丸は少女の体に減り込む。
「はっ学習能力がないの?
私に普通の銃は―」
バンッと小さな爆発が少女を包み、両腕、両足が紫色の血を噴射しながらあらぬ方向へ弾け飛ぶ。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
腕がぁ足がぁぁぁぁ!
キサマァァ何をした!!」
四肢を失った少女は、支えを失いボトリと床に落ち、まるで赤子の様にじたばたと暴れながら叫んだ。
最初のコメントを投稿しよう!