僕は、この世界に生を受けた。
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しんはおれに、名前をくれた。 「0223って嫌なんだよなー俺」 しんはガラスに手を触れて、おれの顔をじっと見つめた。 しんの顔はとてもきれいで、いつも目が合うたびにどきってする。 「…和真!よし!お前は今日から和真!俺と和真だけの秘密だからな?」 そう云って、ふわりときれいに笑った。 和真。 おれが始めて、自分を意識したしゅんかんだった。 .
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