声
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病室に入ると、山下に笑顔を見せている花の姿があった。 (あんな笑った顔…俺は見た事ない…) 今更ながら、自分の不甲斐なさを悔いた。 『先生?ぼーっとしてどうしたの?』 山下に言われ、ハッと我に返った俺は、花に退院するかどうかを聞いた。
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