お通夜

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高校入学が決まった時、1番に喜んで、泣きながら祝ってくれたのは〈母〉だった。     (あさって、高校の入学式だったのに…。)   入学式を私よりも、楽しみにしていた母は、なぜか冷たくなって棺の中に納められていた。     私は、真新しい高校の制服に身を包み、母の為に弔問に訪れる人達に挨拶をしていた。
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