お通夜

5/5
前へ
/140ページ
次へ
母が遺してくれた、保険金はかなりの額で、父が遺してくれたのも合わせれば、相当な金額になる。   親戚達は、私の金が欲しいだけで、私は余計なのだ。    頭の中では分かっていても、心は淋しさが募るばかりだった。   母を失った悲しみと淋しさが私の心を打ちのめした。私は親戚達への意地だけで、その場に立っていた。
/140ページ

最初のコメントを投稿しよう!

188人が本棚に入れています
本棚に追加