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自室に入り、俺はまるでタイツのような服を脱いだ。
机の上に無造作に置かれた本を手に取る。
『悪童日記』
昨日、同僚の杉内という女性に無理やり押し付けられた物だ。
タイトルを眺めていると、インターフォンが鳴った。
俺がドアを開けると、杉内が立っていた。
「…どした？」
俺が言うと、彼女は笑顔で返した。
「あ、悪童日記。読んでるね」
「あぁ、読む気は無いけど目についたから持ってたｗ」
「おまｗ」
彼女は勝手に部屋に入ってきた。そして勝手にベッドに座った。
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