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「面白いからちゃんと読んどいてねー」
「…そんなことより何で勝手に入ってんのw」
「いや、仁科くんはホントいい部屋に住んでるよねw」
そう。仁科。仁科弘樹(にしなひろき)というのが俺の名前。
偉い人になると、俺のことをジーラと呼ぶ人もいる。
彼女はそれを知らない。
彼女は俺のことを何も知らない。
「まぁねー」
適当に答えておいた。
「仁科くんばかり特別扱いされ過ぎだよー。優秀なのはわかるけど」
彼女は大きな目をこちらに向けて言った。
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