愛しいキミへ

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愛しいキミへ

キミの声が遠くからする。 でも何も見えない。 理由は簡単、存在しないから。 一緒にいたくても、いれない。 最後に見たのは真赤なキミ。 深紅で…とても、綺麗だった。 美しいキミ。 最初で最後、愛した人へ。 キミは一人じゃない。 オレが何時までも、背後〔ウシロ〕から見てるから。 忘れないで欲しい。 オレが死んでいる、と言う事実。 きっとまた会える。 キミが死んだ時…二人は初めて一緒に成れる。 愛しいキミへ。 早く、こっちへ来て欲しい。 待ってるよ、何時までも。 キミが来たくない、と言っても…必ず連れて逝ってあげる。 だから…楽しみにしてて…? .
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