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オレ
『後8分なら勝てるな』
残り時間が少なくなり多分オレだけだと確信している。
オレ
『途中2階の渡り廊下を雨戸井を滑り降りた時は危なかったなぁ』
などと呟きながら時間が経過するのを待っている。現在オレはと言うと3階の自分のクラスの窓の外のヘリに足を掛けて窓枠を掴んでしゃがんでいる状態だ。
オレ
『ん?』
誰かがオレの手を触っている。どちらかと言うと掛けている手を外そうしている。
オレ
『誰だよ!危ないだろ!』
思わず立ち上がって確認すると嶋田だった。
オレ
『またお前か!止めろよ!』
嶋田
『え~~』
尚も外そうとしている。コイツはオレを殺す気か?
オレ
『はぁ~~お前な~落ちたら危ないのわかんないのか?』
オレ
『大丈夫!大丈夫!』
聞く耳すらないのはさすがにもう慣れてきた。
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