粉雪舞い散る夜に

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「ぷっはぁ~。 生き返るわ~。 ありがとう。達也大名人様。」 悟は飲み干した容器を僕に返した。 「こんな時ばかり、俺の事を持ち上げてもなんもでないぞ。」 「あっ、ばれてた?」 「当たり前だ!」 悟は暖まったらしく笑顔になっていた。 バスケの試合で負けた事はもう忘れたみたいだ。 オデンの汁ごときで幸せになれるあたりが悟のいい所かもしれない。
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