怠惰

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人類の探求心によって技術は高度なモノへ進化した しかし進化したのは技術だけではなく それは偶然というカタチで新たなる人類の姿を現した… 「以上デ、本日ノ授業ハ終了デス。デハミナサン、マタ来週」 単調なイントネーションでアンドロイドの教師が挨拶を済ませ、講堂を出て行く。 「はぁぁ…」 毎日毎日同じことの繰り返し。一体何がおもしろいのか。 人間の教師のトリビア的知識も織り交ぜた授業が昔はあったらしいが不必要らしい ため息混じりに講義をまとめたスマホをポケットにしまいこんだ 「愁介、俺たちも帰ろうぜ」 いつものように陸が声をかけてくる 「ああ、今行くよ」 並んで下校しながら、ふいに陸が問いかけてきた。 「前から思ってたんだけどさ、お前なんでいつもみんなが帰るまで教室に残ってるんだ? もしかして誰かを待ってんのか?」 「なわけないだろ…なんとなくだよ」 「あ!もしかして放課後に保健室の荒木先生とヤラしいことしてるんじゃ…」 「それは僕じゃなくてお前じゃないのか?」 陸にカウンターをかけてみた ぴたっと硬直し直後首から頭が真っ赤に 「バ、バカなこと言ってんじゃねぇよ…ま、い、いいや、帰ろうぜ」 実は図星だったみたいだ 今度からかうネタに使ってやろう
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