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翌日・・・
決まった日に必ず通るという日になった。
時間は午後だと分かっている、だが必ず通ると分かったからには窓から車が通らないか見張る。
もしも逃げられたら後は無いだろう。
一度しか射撃の機会は無かった。
「ブゥーン」
横から一台の車がやって来る。
標的の乗る車のナンバーと同じなのを確認して銃を構えた。
車はいつも通りの道順であらかじめハンターが狙いを着けている車線に入ろうとした。
一瞬だけ下り坂で底が見えた時、ハンターは引き金を引いた。
「ぼ」
くぐもったような音がしたと同時に銃弾が発射された。
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