6/11
前へ
/486ページ
次へ
「本日はお集まりいただきありがとうございます。」 進行役の人間が順序に従って人の名前を読み上げた。 そしてジャックは大統領の名前が呼ばれるのを待った。 「続きまして本日のパーティーを主催したルーズベルト大統領です。」 名前が呼ばれると大統領は横から歩いてきた。 ゆっくりと人の集団を避けながら大統領の元に近づいて行った。 「ではパーティーを楽しんでいって下さい。」 大統領が話を終えて退場しようとした時を狙って待っていたジャックは大統領に近づいて話しかけた。 「ルーズベルト大統領、突然失礼します。」 大統領はこちらを向いて話した。 「今はパーティーで時間がない、すまないが後日ホワイトハウスに来てくれ。」 そう言いその場を離れようとした。 だがジャックは話を続けた。 「最重要機密につき至急お話をしたいのです。」 すると大統領は「そんなに重要な話なら聞こう」と言い別室に連れていかれた。
/486ページ

最初のコメントを投稿しよう!

313人が本棚に入れています
本棚に追加