8人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらく沈黙が続いた
どうしょう ラーメン🍜
違う違う この事態
とりあえず 家に帰るかと考えていた
車内のテンションは下がっていたが
1人だけ テンション高く騒ぎ出した
長男坊『昼飯は~‼』
長男坊よ 堪忍してくれ いま このような雰囲気に なぜ その様な事が言える
お前は 家族の緊急事態より 腹の減るほうが優先か
もし 俺が死んだ時 父親の葬式より 飯の心配をするか
あぁぁ~ 先が心配だ
しかし 先程、俺もラーメンが食べられないと思った事を思い出し 蛙の子は蛙だな~ と少し、にやけてしまった
嫁さん『なに 笑てん😁』
俺『笑ってないって』
〓にやけてるだけじゃ
嫁さん『ルームミラーに映る あんたの目が笑てるねんって』
俺『そうか 気のせいや』
〓お~怖い 怖い
現実に戻り
千円しか無いからといって 命を取られる訳でもなく
車の燃料計を見ても8割は有る
心配など 何もない
しかし このまま 帰ってしまうのは、何か虚しい感じで仕方なかった
ピン~ポン‼
キャッシュカードが有るではないか
私も バカだな~
俺『コンビニATMで下ろそか』
嫁さん『小銭入れしか持って来てないで カード持ってたら こんなにテンション下がって無いって』
俺『あっそぅ』
仕方がない
私は おもむろに 車を停め 仕事用の車だ何か有るはずだ
私は車内を捜し始めた
グローブボックスから五百円玉 一枚
サイドの収納から230円
嫁さんの小銭入れから1060円
合わせて 1790円
金持ちになった気分だ
最初のコメントを投稿しよう!