契約書

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「お前の正体を知ってるのは俺だけなのか?」 「何を言ってるんですか?私はただのアナタの使用人ですよ(ニコッ」 ジョイスはアレイの質問を軽く流す。 『あなたが新たな主・・私はジェイス・・アナタの使用人であり』 「死神・・・」 「それは言わない約束ですよ?アレイ、そんなに早く死にたいのなら早く言ってくだされば良いのに(黒笑)」 「嘘です!!すみません!!」 こいつには弱みを握られている。こいつはいつでも俺を殺す事が出来る、しかし何故だかこいつは俺を殺さない。 「殺さないわけじゃないです(ニコッ」 「お前、俺の心の中とか読めるの;?」 「少しなら(ワラ」 こんな使用人・・正直、嫌だと思う今日この頃・・・。 夕食、母は今はどこに行ったのか・・父が死んでからすぐに居なくなった。 「今日もジェイスと勉強?」 「いつもそうだよ」 姉であるカシルはアレイの運命を知らない。否、知ってはいけない。 「いいなぁ~アレイは!!」 「何がだよ;」 「だってあんなにカッコいい人に教えてもらうんだよ?」 (それは女だからいいのではないだろうか?) アレイの中には疑問が出たが、ここで言うと姉の鉄槌を受けかねないのでやめておく。 「今日は学校は楽しかったですか?」 「はい!!とっても楽しかったですVv」 ジェイスとカシルは話題に花が咲く。 「青春だね・・・」 って・・待て!!カシルがもしジェイスと結婚したら俺はジェイスの事をお兄さんと呼ばなければいけないのか?って、死神と結婚できるの? 「できるはずありません」 「え・・」 アレイの妄想にジェイスは歯止めをかける。
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