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私はスーパーで急いで買い物をして石原の家に向かった
サッカーから帰ってきてた雷太と竜太がお好み焼きの支度を手伝ってくれた
『ただいま!』と帰ってきた達也さんを三人で出迎える『お帰りなさい!』
『今日は栗原小町、発表があります』
お好み焼きを焼きながら私は突然叫んだ
『お父さんと小町がお付き合いしてもいいですか?』と二人に聞いた
『え~付き合ってなかったの?めんどくさい二人だなぁ』
『うん、めんどくさい』
二人の言葉に私と達也さんはびっくりして顔を合わせた
『お前らが中学の入学式には小町ちゃんはお母さんになってるけどいいか?』
『いつお母さんでもいいじゃん』
『でも呼び方は小町だ』
『じゃあ小町は達也さんとお付き合いして恋人になって、あんたたちのお母さんになるから。入学式には二人でいくから!それでいい?』
『小町ちゃん、2年近く待たすことになるよ?』
『私は仕事で多分迷惑かけるから』
子供間に、お互いプロポーズになった
クリスマスイヴ、達也さんの誕生日に私は指輪を
もらった
片思いが叶った瞬間だ
男も女も恋をしてなきゃいけない。歳も関係ないし、環境も、仕事も関係ない
まさみちゃんや立木さん、安藤先生、後藤っち、速水だって、それなりの恋をみつけ発展していくんだろな…
秋空には少し心迷わされたけど20代さいごのクリスマスは1番ステキなクリスマスになった
あなたにもメリークリスマス
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