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『和巳?よく知ってるよ(笑)今でも飲みにいくし時々遊びにくるし』
『大学の後輩さんなんですよね。安藤先生いってました。あ、会社のビルのクリニックにいらっしゃるんです』
『和巳チャライだろ(笑)合コンばっかりやってるけど中身は硬派なんだよ』なんとなくわかる。本当は硬い気持ちの人なんだって
『なかなか彼女も作らないみたいで。まあ俺も仕事仕事で結婚したの40なんだから(笑)』
そのうちのえる先生が帰ってきて原稿をいただいた
『和巳君の話ししてたんだ(笑)この人に似てるでしょ?1番可愛がってる後輩だからいい子だよ』
『おもしろい人ですね。確かに。』
『和巳は最近好きな子できたみたいだな』
『そうね、この前お鍋した時、そんな事いってたな。可愛い子いるとか言ってた』
恋しようかな~ってまんざら嘘でもなかったんだ
なんとなく聞いたつもりが安藤先生のいい話し聞いちゃいました
でもあの強引で自信過剰な態度はひきますよ
とその時携帯が
『小町先輩!速水君が事故にあっちゃいました!』まさみちゃんは、あたふたしながらそう言った
速水ってば、アイツたしかインテリアの企画任されてたよね…
まさか…
会社にもどると部屋は大騒ぎである。
『速水の具合どうなんですか』私は編集長に聞いた。
『右足骨折だ。企画はお前いきだ。レストランの取材と神社は終わったからいけるな?』
やっぱりね…電話の時点でわかってましたとも
『写真は仕上がってるぞ』と後藤っちが渡してくれた。
『取材終わって事故にあったんですか?』
『いや、行く前だよ』
『じゃあコレ…』
『僕が写真だけとってきた。あとの記事はよろしく』と後藤っちは別室にはいった
デスクでまさみちゃんはきらきらした瞳で見つめていた
後藤っちがここまでやるなら、私もやろうじゃないの!まさみちゃん、まかせときな
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