砂漠のオアシス

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創刊ということで企画はたくさんねられました しかしなかなか編集長のOKはでません。ただのえる先生のショートエッセイは決まったようで、今回は私がまた担当させてもらえるようになりました 創刊号のメインはバカンスです。短くてもいいから休暇をどう過ごすか、更に専業主婦が家事から開放され一人で休暇をとれるようにする。どちらも難しい課題でした。そろそろ仮の記事書きたいのですが、編集長はメインが決まるまで一切妥協しません まだギブスの速水は京都より高野山での二泊三日を押しました 『もう京都はいく場所も決まっていて、パターン化されつつあると思います。高野山は世界遺産でありながらなかなか行く機会ないですよね?俺は一度プライベートで行きましたが、若い女性なんかがいてびっくりしました』さすが速水!いいところもってきた 『高野山での魅力なんだと思う?関東からわざわざいく魅力』 『決してはしゃいでいく場所じゃないとこです。宿場にとまり、お寺で精進料理を食べて自分を見つめなおす。日本のバカンスなんじゃないでしょうか』 『OK!その企画、通します。取材は速水君とあと時間空いてる人と二人、すぐ高野山まで行くこと。栗原さんはどう?』 『私は前から実現したいなと思ってたんですが、映画の風景ににた町並みや自然に触れてみるという企画です。勿論、邦画に限られますが、温泉地でなくても映画好きな方なら納得いくと思うんです。日帰りもできて、主婦の人なんかもいけますよね』 『でも映画好きな人だけに限られるのはどうだろう?』 『サスペンスですよ、テレビの!その場所も紹介するんです。あと人気のあったドラマも。狭い空間にしかいない専業主婦のささやかなバカンスです。あとは初夏と言うことで山の緑の紹介は独身女性にはいいバカンスになると思います。創刊号は思いきり読者の皆さんにプチバカンス楽しんでもらいたんです』 『資料はできてる?』 『はい、できてます。ここ何日かで10ヶ所調べておきました。あとは皆さんがここはと言う場所あれば、協力お願いします!』 『じゃあ、すぐに現地とんで確認、取材すること。時間は短縮、内容は凝縮。あとのあいた時間は無駄な記事は書かないこと。店の紹介もまとまりなないものは却下わかったわね』 すごいパワーだ!
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