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排水量 17150トン
全長 227メートル
速力 32ノット
搭載機数 53機
兵装
12.7センチ連装高角砲6基
25ミリ三連装機銃26基
改に位置づけされ、昇降機(エレベーター)の大型化や対空火力の強化を図った《雲龍型》に対し、《海燕型》は《雲龍型》を基礎として、短期間、低予算で建造する事が出来る戦時急造艦として建造が開始された。
建造に当たっては、資材の節約、工数の減少を狙って随所に電気溶接が採り入れられ、船体も曲線を省き、建造が容易な直線的なものになっている。
さらに低予算を目指すため、昇降機は《雲龍型》の3基から2基へ。さらに主機関には《陽炎型》駆逐艦に使用されていたものを2基組み合わせて搭載した。
これにより機関出力は《雲龍型》の152000馬力から、104000馬力に低下。速力は2ノット低い、32ノットとなった。
またミッドウェーの戦訓を採り入れ、塗料は不燃性の物を使用。艦内からは木製品、布製品が一掃された。
最終的に本型は、《雲龍型》と同等の能力を確保したが、速力低下や昇降機の減少により、用兵側からの評判は芳しくなかった。
尚、3番艦4番艦
《海鳩》は、爆弾庫、魚雷庫、魚雷調整室を持たない戦闘機専用搭載艦として完成。機動部隊の防空用空母として使用された。
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