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改造と言っても、多くの部品が流用され、付け加えられた装備もわずかであったため、設計から採用にかかった時間は2ヶ月というスピード採用だった。
一式対潜哨戒機と名付けられたものの、本機の潜水艦発見手段は当初、原始的な目視のみだったが、後期生産型では、電探搭載型、磁探搭載型も登場している。
本機を始めて搭載した、特設空母は、実戦において多くの対潜哨戒方法の実験を本機を用いて行い、後に役立てている。
尚、《大鷹》が終戦までに撃沈した敵潜13隻の内、5隻が本機の戦果である。
その後、特設空母にも射出機の搭載が進み、役目を新型の天山艦攻に譲る事になるが、本機の扱い易さに高い評価をつけていた搭乗員達からは、変更を嫌がる声も挙がったと言われている。
役目を譲った本機の多くは装備を撤去して練習機として使用されたが、近海の対潜任務に用いられた機体もあった。
総生産機数は、206機。
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