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ところで。
この小説を読まれている諸兄の皆様ならご存知かと思いますが、史実の《大和型》は速力27ノットの中速戦艦であり、空母護衛に使用できず、姉妹艦共々、悲劇的な最期を遂げています。
ですが建造当初の予定では小説上の《大和》と同じく、蒸気タービン機関とディーゼル機関を併用するはずでした。
しかし、新技術に対する技術的な不安。少しでも低質な重油を使うと故障、寿命の低下を招いてしまう恐れがあり、燃料事情が悪い当時では大きな問題でした。
結果、《大和型》の機関は蒸気タービンのみとなり、速力27ノットに甘んじることとなりました。
もしディーゼル機関が採用されていれば、史実上の 《大和》は……。
作者の完全空想ではないことを示すために追記しました。
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