雨は降り続いて薔薇色を奪っていく

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足元は泥濘 踏み入れれば汚れるの 罪の意識纏い 背負う十字は鮮血 裏切りを重ねていた 過去からも逃れるすべは無く 白紙に返らぬ今日 切り離す記憶は不規則に 時刻む時計を 叩き割る衝動は 無意識下 手を伸ばす水面へ 砕け散る 水は壊れ砕けても また戻り穏やかで 直ぐに僕の衝撃を忘れてく
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