空白

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あの日も確かそうだった ギラギラ光るネオンは下品すぎて 何時しか走ることさえ億劫になっていた あの時君もそうだったね 何時しか僕を追い越してしまったけど 足許に光さえ無いと僕だけが気付いてしまった 黒いジャケット着た悪夢が 降りかかってくるよ、ほら 土砂降りと重なってまた僕に纏わりついて 離れないよ、ねぇ 離してよ、ねぇ 銀のナイフで切る夢を 拾い集めて願って、あぁ 醜い大人たちの囁きが脳をかき乱して 狂った薔薇色に 鉄香の制裁 衝撃は空を切って裏切りを許さない
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