16。

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軽く遊びに興じてみたら 溺れ溺れて抜け出せないね 8時門限はキツすぎて 高すぎる背伸びのヒール 鳴らして駆け上がった 大人になれない なりたく無いと現実、 見ないふりね 黒のレースが舞って、 待ってあと数刻 振りまいた笑顔のツケ 払えそうも無いのに また笑顔振りまいて、 泥沼がそこで手招き 引き摺られる感触に 酔いしれて 四面楚歌に気付けない 駆け足で走る街の中 ヘッドライトが目障りね ちらつく雨が軽く体温奪って 揺れる電車宛も無くぬくもり探していた   16の彼女の目には 何が映っているのでしょう 浅い都会に染まってしまった 引き返せない悲しみに 大人になりたいと叫ぶ身体に ココロだけ反比例 化粧(おしろい)さえ 許せない彼女は うすいリップグロス味方に付けて せせら笑うぎらついたメイク ホントは手を伸ばしたいピンク 衝動抑えて 星の見えない都会に投げた ガラスの賽は夜の闇に あっけなく砕かれた あぁヒールだけが鳴り響く 無常な夜に 温もりを求めれば だれかがあざ笑い 心の傷隠したまま 人の弱さに気付けぬままに 己をさらけ出す 手負いの小鳥のようね 霧がかかったように星は見えず 散らばった欠片もみえやしない 軽く見らた重い夢は あっけなく 闇に食われてしまうのでしょう? 力任せにもがいてみると薄く涙浮かべて都会に舌打ちを
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