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翌朝…。
学校…今日はサボろうと思っていたが、やっぱり行くことにした。
学校に着いた俺と学を待っていたのは、臨時の全校集会だった。
『なんかあったのか?』
体育館に整列する時、俺は隣で俯いている女子に尋ねた。
「直美が…直美が…。」
答えは、それだけだった。
周りを見ると、生徒の列のあちこちで聞こえるすすり泣く声。
直美?
直美ってもしや、隣のクラスの須藤直美のことか?
スポーツのできる、わりと活発な女子だが、あまり直接話したことはない。
待てよ…。
そういえば、ゆうべノイズの中から聞こえた若い女の声。
須藤直美の声に似てたなぁ…。
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