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「ネムくぅぅぅううんっ!!!」
「「!?」」
近づいてくる人物、ネム君ことネムリネズミ君を見つけ、思わず左右の2人を放り出して駆け寄る。
そして抱きつく。
抱きついた瞬間、ふぇっ と小さな声をあげるネム君……
「今日も可愛いなぁぁあっ!!」
「……アリス君…いらっしゃい」
眠そうに目を擦る。あぁ!なんでそんなに可愛いんだ!?
なんで男の子なのにそんなに可愛いんだぁぁああ!!!
「ネム君!!大好きだよ!」
「……あのねぇ、ネムリネズミをそっち方面に引っ張り込まないでくれる?;」
呆れ顔で僕とネム君を引き離す女の子、三月兎ちゃん。
……ま、まさか…
「三月兎ちゃんもネム君のことを!?」
「違うわよ馬鹿」
「だったら僕達の邪魔をしないでよ!!愛しのネム君を奪わないでっ!!!」
「……………」
何だよ、その目は!
いくら三月兎ちゃんだからってネム君は誰にも渡さないんだからなっ!!
「……ねぇ、アリス取られるわよ」
三月兎ちゃんは呆れ返って、微妙に距離を空けて立つチェシャネ子ちゃんと帽子ちゃんに声をかける。
「……いや、ネムリネズミには適わないでしょうし……」
「……そうね」
「……貴女達、女としてのプライドはないわけ?;」
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