自分への手紙

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先ずは、今まで、生きて居た事にビックリだよな~! 1965・2・26日に、半分死にかけていながら、この世に生を受けたよな、でもケン覚えているかな? 始めて、母親の母乳を口にしながら、吐いた事を! 知らないだろう、まっ知らなくてあたりまえたよな! 生まれてから、すぐに哺乳機に入り、色んな管が体じゅうに・・・・・・・・! 結局、一歳の誕生日まで生きて居たのが不思議でもあり、謎でもあったが、一歳の誕生日を生死をかけて、手術室に居たんだぞ!   今となっては、奇跡的に助かった命なんだよな~! でも、今まで、他人には見えない辛くて苦しい思いをして来たんじゃないのかな?   えっ?例えばどんな苦しい思いをして来たの? ケン知らないの? 小学校に上がるまで、喋れないケンって呼ばれていて、小学校も、双子の兄貴が居たおかげで、聾学校に行かなくて済んだ事!でも、ケンにとってどっちが良かったのかな?   健常者と同じ小学校に通い始めてから、小さないじめから、学校に行くふりをして、横穴の洞穴に隠れて居たよな! 今、思えばあの横穴は、防空壕の後だったんだよ!   結局、小学校時代からのいじめは中学校まで続き、学校を行くのを止めちまったよな('0')/ハイ! でも、ケンは、どんな時でも、仲間を大切にしてた、大ばか者だったよ!   しょうがね~だろう、俺みたいな馬鹿が居たからこそ!賢い奴や、他人の痛みが分からない奴等が育って行ったんじゃね~の!   偉い人ってどんな奴の事を言うんだよ、もう一人のケンは知ってて、俺に手紙を書いて居るんだよな~(`曲´#)❗
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