わくわく公園 跡地

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 ぎゅう、ぎゅう、窒息してしまいそうだ。  首の骨ってどれくらいで折れるんだろう。  だとしても、こんなに嬉しいことってない。 「ごめんな、美優ちゃん。遅くなって。心配してくれて、ありがとうな」 「田中さん…」  田中さんの胸板はがりがりだった。  手足も細くて、筋肉なんてとてもじゃないけど見当たらない。
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