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俺の親父は昔、シャーズ(暴走族)の総長をやっていた。
すごく荒っぽかったらしく、いつも周りにいる仲間たちも恐れるほどだった。
しかし、そんな親父にも目標、いや夢があった。それは『全国制覇』である。
親父はそのためだったらどんな事でも我慢するほどの奴だった。
そんな親父はヤンキーの間でも、よく話にでるほど名の売れた人であった。
しかし親父にも一つだけ、恐れている事があった。
それは当時、東京代表であった村井光一。
村井は東京で30人の悪どもを1人で片付けたと関東地方の方でかなり名が売れていた。
当時、高3だった親父は全国制覇に向かって一気に走りだした。
親父が好きな曲はtraintrainだったそうだ。
親父は村井に怠慢を張るため東京に向かった。
しかし、それが運命の終止符を撃つ事の始まりであった。
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