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「じゃあ高宮はそこの席が空いてるから座れー。」
「ういっす。」
そういって座った席は私の前。
(声…掛けようかな)
そう思った時に、翔は後ろを向いてプリントを渡してきた。
「あ…りがと。」
やっぱり覚えてないか…。
13年前のことだもん。
そう自分に言い聞かせ、貰ったプリントをまた後ろに回す。
「…なぁ。」
「はいっ!!!」
心臓が跳ねた。
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