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…えっ!?という驚きの声は先生の号令の声によって消されたが、私の胸はドキドキと高鳴ったままだった。
("翔"って…あの翔だよね…?
覚えててくれてるかな…。)
心臓が鳴り止まない。
それどころか段々増していって
「高宮 翔です!よろしくっ」
今にもはじけそうだった。
あの頃とは少し大人びた、それでも笑顔に面影がある。
私の前に立っていた"翔"は、小さい頃に約束を交わした翔だった。
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