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その言葉に偽りはなく
奴の力は底知れないモノがあった。
そう、まるで勇敢な勇者達を次々と葬り去っていった、古代より伝わる大魔術――――
―――――エターナル・フォース・ブリザード――――――
その激しい攻めに俺はというと、
途轍もない快感に身を焼かれそうになるのを必死に耐えていた。
―――――いや、耐えることしかできなかった、というべきか・・・・
しかしその時、予期せぬ出来事が―――――――ッ!?
マズイ、
魔力が、
俺の中に眠る”神獣”が、
”組織”最大の秘密が、
暴走する―――――――!?
「クッ・・・・死にたくなければ、早く逃げろ・・・・ッ!
”魔力”が、暴走する・・・・・ッ」
「ん?もうかい?以外に早いんだな」
なん・・・だと・・・・?
コイツ、”闇の世界”に存在しながら俺のことを知らないとでも言うのか!?
”神獣”が暴走したら、この町が壊滅状態になるなんて程度ではすまされないというのに・・・・ッ!?
早く、早く”怒り”を沈めなければ・・・・・ッ!!
「よ、よく聞け・・・・俺は、”黒の洗礼を受けし子”だ・・・・!
ここにきたのも、魔力の開放が目的で・・・ッ!」
「そうか・・・」
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