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俺はその後、教室で
制服に着替え
鞄を持ち、教室をあとにした。
その時も
先輩の事で頭が
いっぱいだった。
「・・・はぁ・・」
俺はため息しか
今は口から出なかった。
トボトボと廊下を歩いて
いて、ふと窓の外を見た。
雨はやむこともなく
ずっとふりそそいでいた。
「・・・・雨って
私、嫌いなんだぁ」
ふと声がし、俺は前を見た。
声だけで分かった・・・・
先輩だって。
「・・・・なんすか?部活は
どうしたんですか?」
「サボった♪」
先輩は笑顔でピースを俺に向けた。
「・・・・馬鹿じゃないんすか?」
「あ~!!そう事言っちゃうんだ~?へぇ・・・」
「・・・・?」
先輩は何かを
企んでいるかのように
俺を見てきた。
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