先輩

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「あっ・・・いいよ甃 私がや「先輩はずっと一弥先輩見てれば?」 「・・・・え・・」 先輩は物凄く 驚いていた。 「なんなんだよ!! 二人して そわそわしちまってさっ! うぜぇんだよ!!」 「甃!!よせよ」 隼人が俺を止めに来た。 しかし 俺の胸の中の モヤモヤがだんだん 大きくなり 押さえきれないのが分かった。 「一弥先輩に言っちゃえよ! 先輩、いつもいつも 一弥先輩ばっかみて!! バレバレなんだよ!」 「・・・・甃、何言って」 「今日、俺の誕生日 だからじゃね?」 一弥先輩が 俺と先輩の間に入ってきた。 「・・・誕生日?」 「そう!!俺の誕生日♪ だからだよな!!七美?」 「う・・うん!! そうなんだ!!プレゼントが あるから いつ渡そうかと・・・」 「・・・・あっそ・・俺 頭冷やすんで 今日の部活はもう休みます」 俺は このモヤモヤのままじゃ 部活なんて 出来ないと思い 体育館を出ていった。 「甃っ!!」 後ろから 先輩に呼ばれた。 何故か少し 嬉しかった。 でも俺は 振り返らなかった。 先輩を見るのが 辛かったから・・・・。 _
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