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「ん、なんだ?」
「魔法陣が来たんじゃないかしら」
「もう時間って事か畜生」
ため息をつきながら星奈は階段を登り始めた。
「荷物送らないとね?」
「そうやね~」
部屋を開けると本当に魔法陣?みたいなものがあった。
(うわ~、マンガ的だなぁ…)
魔法陣は、[★]←この星、確か『ろくぼうせい』とかでも言っただろうか?漢字がわからない。
丸の中にその『ろくぼうせい』が書かれていた。
そして、まさにマンガ的に魔法陣が輝いている。
(この先、これからマンガ的な事ばっかが起きるんだろうなぁ…)
「これは送っとくわ。」
お母さんの手の前に魔法陣みたいなものが出現する。
その瞬間段ボールが消えた。
「ぬぉ!?」
星奈は思わず叫んでしまった。
「もう…慣れなさいよ(汗)これからは星奈も自由にこうやって魔法が使えるようになるんだから。」
「は、はぁ…」
「じゃ、いってらっしゃい」
「あ、うん」
そうだ、私は魔法学園に行かなくてはならない。
(がんばるぞ!)
魔法陣に足を踏み入れる。
両方踏み入れた途端、魔法陣が今までよりも強く輝き出した。
(いってらっしゃい…)
お母さんの声が頭に響いた瞬間、目の前が光で埋まった。
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