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(嘘だろうと思ってたけど、マジやったんや…理事長って(笑))
星奈には、それしか頭になかった。実は。
「よく来た、星奈。今まで黙って済まなかった…」
「事情は聞いてるよ、私はこれから何をすればいいの?」
五才の時に突然いなくなった自分の父、しかし子供だし突然いなくなれば泣くのが普通だが、星奈は全く泣かなかった。
何と言うか、星奈は大人的と言うか冷静なのだ。
まあ、何と言うかお父さんはしょっちゅういなくなっていたのだ。
まあ、だから戻ってくるさ、と思っていたらしい。
それこそマンガ的な精神である。
で、星奈は今十二歳。ちなみに八月生まれ。
七年ぶりの再会なのだが、華麗にサバサバしている星奈なのだった。
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