†第壱章†

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ずっと壱兄の事ばかり考えていた私を両親は心配するばかり。 変に気を使われて、なんか嫌だな…… 母「とっ十夜、十夜が大好きなチョコレートケーキを作ったんだけど…食べる??」 母の言葉に頷くと、今度は父が…… 父「十夜、何か飲むか?? あっ十夜はココアが好きだったな…。 ココアでいいか…??」 父の言葉にも頷く。 二人は気まずそうに顔を見合わせる。 十夜「…………………はぁ…」 持ち歩き専用のペンと画用紙を何処からか取り出し、字を書き始める。 》》》
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