第一章 【准】

4/11
前へ
/193ページ
次へ
「おーい!じゅぅーん!」 大きく手を振りながら、唯一の友達、石田義明が名前を呼ぶ。 「今日、学校サボるだろぅ?」 声デカすぎ…。 完全に近所迷惑だ。 普段、近寄りがたい雰囲気をガンガン出している准だが、義明の前ではなぜだかそれがなくなる。 「お前うるさい!早く家上がれよ。窓開けてんの寒いからさぁ!」
/193ページ

最初のコメントを投稿しよう!

505人が本棚に入れています
本棚に追加