第一章 【准】

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義明は、手で輪を作りOKというサインを出した。 あいつは本当に自由な奴だ。 生まれながらのおぼっちゃま。 親が一流コンピューター会社の社長なのだ。家はまるで城のよう…、執事やメイドがたくさんいる。 階段を上がる音が聞こえてきた。 義明か…。 「いやぁ~、河合さんマジしつけぇ!危うく学校まで車で送られるとこだった!」 河合さんとは、義明専属の執事さんだ。 義明には厳しいが、友達の俺には優しくしてくれる。
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