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「フェンデル。どうだった？」
「うん。あれは間違いないよ」
さっきまでの和やかな表情が一転して真剣な表情に変わる。
「何であんなのがかけられているのかは分からないけどね。
そっちはどうだった？」
「ああ。アイツはすげぇ。あれの兄貴を越える素質を持ってる。
でも、やっぱりまだ伝統の縛りはぬぐいきれないみたいだ」
「ま、それもこれも始まってみてから、みたいだね」
「だな」
二人は揃って魔方陣へと向かう。
その表情はまた和やかな表情へと戻っていた。
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