13人が本棚に入れています
本棚に追加
生きることを決めたけど…結局どうすればいいか分からないままだった。
だから俺は暇つぶしに一枚の絵を書いて、ユヤちゃんに見せてみようと思った
「何を描いてるんですか~?」
帽子でしょ、若しくはゾウを丸飲みにしたボアでしょって言われるだろうけど…
「あれ、なんだろ…なんですかこれ?」
言われなかったけど…これは帽子でもないし、ゾウを丸飲みにしたボアでもない。
これはユヤちゃんのスカートの絵だ
俺はユヤちゃんにも分かりやすいように、スカートの中が見える絵を描いた
「中にはイルカが、スナメリが…時にはTバックなんてのもあるんだ。」
するとユヤちゃんは答えるだろう
違う違う!イルカの隠れたスカートなんていらないよ。
スカートはもっとエロい形だし、イルカはちょっと大きすぎる。
いやイルカは大きすぎるくらいでいいんだよ、ユヤちゃんはそのくらい立派なお尻をしているんだから。
「 笑えません 。」
一番ヤバい言葉がきた
「ユヤちゃん…星の王子様って知ってるでしょ?
アントワーヌ=ジャン=バティスト=マリー=ロジェ・ド・サン=テグジュペリの名作。
それはもう早口で3回言ってやりたいくらい名作だ。」
「知りません、私バカですから。」
完全にヤバいやつだこれ!!
「ああそうだなっ俺が言いたいのは名前のほうで…早口言葉としてではなく、長いってだけなんだけどさ……。」
「私さっき言ったこと訂正します。
例え私が死んでも絶対パンツは見せてあげませんっ!!」
「それって、俺にずっと生きていてほしいって意味?」
「…もう~っ!!」
ユヤちゃんは7発俺にパンチを打ち込んで……病室から出て行った
最初のコメントを投稿しよう!