老い先短いおかん

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私が中学生の時 体育のハードルの授業で足を痛めた 先生が病院に行ったほうが良いと 外科まで連れて行ってくれた 重度の捻挫だった為 何日か後にまた来なさいと言われた そのことをおかんに話すと 『あら、じゃぁおかんも足痛いから ついでに診てもらおうかなぁ。一緒に行くか』 ということになった そして、病院に行くと 親子なので一緒に診察室に呼ばれた まず、おかんが先に診察 私はベッドに座らされ 包帯・湿布などをはずされていた 医者 『あぁ、お母さんのは昔の骨折のところが痛むんだぁ。痛いんなら注射だねぇ』 おかん 『は!!!!? 注射ですか? いや!! 私は老い先短いんで、この子に打ってください!!』 先生 『そうか~い』 ・・・・・・・・ そして、先生が私のところへ まだまだ、腫れている足を見て 『じゃぁ』 ・・・じゃぁって? すりすりスースー プスっ 先生は私に注射を打ちました・・・ 大嫌いな注射 痛さに涙しながら おかんを探した もうすでにいなかった 私を置いて・・・ 私は注射の後、貧血を起こし 待合室で横になることに おかん 『あんた注射してよかったねぇ・・・』 私『何がいいのさ!!具合悪いわ!!』 おかん 『もう、お金払ったから帰るよ。起きれないならまだいるかい?おかんは帰るけど』 そりゃないべ・・・
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