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私が幼稚園児の時
足裏にトゲが刺さった
泣きながらおかんに見せると
とりあえず、抜いてくれた
が、途中でちぎれたため
もう抜くことが出来なくなった
向かいに住む友達のお父さんが大学病院の先生だったので
すぐに来なさいと言ってくれたので
おかんは私を連れて
病院に向かった
診察室に入ると
私はいすに座らされ
おかんはその後ろに
先生が
『結構長いのが刺さったみたいだねぇ
大丈夫だよ。すぐに抜いてあげるからね』と、言った
看護婦さんが道具を持ってきて
先生が抜き始めるか否か
パタン
戸が閉まる音
振り返ると
おかん 出て行った・・・
幼稚園児の私を置いて
あれっと思っている間もなく
『はい！！もういいよ。抜けたからね。こんなに長かったよ』と先生
処置が終わり
外に出るとおかんが待ってた
『なんで、いなくなったの？』
おかん
『だって、おかん・・
あぁいう気持ち悪いの見たら具合悪くなるんだもん。』
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