17人が本棚に入れています
本棚に追加
月日は巡り、俺は瞳ちゃんと二人で空港に立っていた。そう、今日は美希ちゃんがカナダから日本へ帰ってくる日だ。俺たち二人はバイトの休みをこの日に合わせて、迎えることに決めていた。もちろん、瑞希にはこのことは伝えた上で。
「あっ!美希だ。おかえり!ヒロキ君、行こう。」
瞳ちゃんが走り出したその先には、美希ちゃんがいた。どこか大人の女性…そんな雰囲気を醸し出していた。
「ただいま!カナダは凄く良かったよ♪やっぱり行って良かった…二人には本当に感謝してる。二人のお蔭だもん。本当にありがとう。」
「そんなこといいよ。なあ、せっかくだからこんなところで立ち話もなんだし、どこか行かないか?」
俺たちは場所を移すことにした。
最初のコメントを投稿しよう!