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「どうした?何かあった?」
「前に好きだったって言ってた美希ちゃんに会ったんでしよ?どうだったの?」
そうか!昨日、あれから呑みに行って、ろくに連絡が出来なかったもんな。だから心配そうに伏し目がちだったんだ。
「大丈夫。何もないよ。」
「本当に?信じていいの?」
やっぱり、不安だったんだろうな。俺はもっとしっかりしないとな…
「大丈夫。本当に。昨日会った時に、瑞希と付き合ってることも伝えたし、俺自身、スッキリした。今となったら、いい思い出って感じだよ。俺が好きなのは瑞希だけだから。」
俺の言葉を聞いて、瑞希は少し安心した表情になった。
しかし俺の口からこうも簡単に『好き』の一言が出るなんて、以前の俺が聞いたらびっくりするだろうな。
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